NSメタルシート(non scoop and non sheet slide-metal sheet)
法面縦排水の洗掘防止・シールコンクリートに代わる技術特許第4421678号NETIS：TH-090019-VE（旧）
NSメタルシートの特徴
- シールコンクリートと比較し、施工性が大幅に改善され工期が短縮できます。
- 高耐食性メッキ（スーパーダイマK27）の採用により、恒久的な使用が可能です。
- メタル加工形状の工夫により、雨水を効率よく側溝へ誘導します。
従来工法（シールコンクリート）との比較
従来工法（シールコンクリート）
- 勾配により、施工性が悪く仕上げにくい。
- 生コン打設にクレーンやポンプ車が必要となる。
- 型枠・養生など規模の割に施工日数が掛かる。
- シールコンクリート端部に土のう積みが必要となる場合がある。
NSメタルシート
- 傾斜地での作業時間が短くなり、工期が短縮され、安全性が向上する。
- 適用勾配は1:2.0～1:0.5と広範囲である。※製品構造上、小段排水には使用できません。
- 資材が軽量で、人力にて施工できる。
- 型枠等廃材が発生しない。
NSメタルシートの施工手順
- ①U字溝布設後に両サイドの埋戻しを平滑に仕上げます。
- ②防草シート又は植生シートを敷設します。
- ③NSメタルシートを設置します。
- ④U字溝天端を削孔し、ビスにてNSメタルシートとＵ字溝を固定します。
- ⑤アンカーピンを打設し、NSメタルシートを法面に固定します。
基本構造
NSメタルシート：0.5×500×2040mm（高耐食性溶融メッキ処理鋼板 スーパーダイマ® K27）
エキスパンドメタル製造技術、斜め連続亀甲網目（特許第4421678号）
網目写真
流水実験写真高耐食性溶融メッキ処理鋼板「スーパーダイマ®」
「スーパーダイマ」は、新日本製鐵株式会社（現社名：日本製鐵株式会社）が開発した高耐食性メッキ鋼板です。
メッキ付着量表示記号K27は、溶融亜鉛メッキHDZ55（JIS H 8641）よりはるかに優れた耐食性を有していることが、（財）土木研究センターによる技術証明書により確認されており、土木分野の加工製品に広く採用されています。
施工歩掛り
●NSメタルシート 施工歩掛表（10m当たり）
| 名称 | 規格 | 数量 | 単位 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| NSメタルシート | 0.5×500×2040mm | 10 | 枚 | 4.1kg/枚 |
| コンクリートビス | 4×25mm | 40 | 個 | 材質ステンレス、ワッシャー含む |
| アンカーピン | D10 L=200、300、500mm | 40 | 本 | 亜鉛メッキ処理 |
| 世話役 | 0.5×500×2040mm | 0.06 | 人 | |
| 普通作業員 | 0.5×500×2040mm | 0.5 | 人 |
- 金属シート1枚につき、ビス4個・アンカーピン4本での固定が標準となります。
- アンカーピンはD10とし、長さは切土、盛土、土砂、軟岩などの地盤の条件により適宜選定する。
- 周辺環境を考慮して、植生シート又は防草シートとの組み合わせで使用して下さい。
- 防草シートとの組み合わせで、法尻・法肩の防草帯への利用もできます。
- U字溝変化点での跳水防止用蓋も用意してあります。
認定
NSメタルシートで「令和3年度福島県建設業新分野進出企業」の「建設用資材の製造業」として認定を受けました。
販売元
東開クレテック株式会社 営業本部 ・ 営業推進部
福島県郡山市富田町字菱内16
TEL 024-962-2282 FAX 024-962-4303